山本健二

昭和26 (1951)年、県立福岡高等学校卒業。早稲田大学に進学。在学中はグリークラブ学生指揮者として活躍。 早大卒業後日本信販に入社し、フジタ道路監査役で終えるまで44年間のサラリーマン生活を送る。その間音楽活動を続け、早稲田大学グリークラブ、共立女子大学合唱団、稲門グリークラブ、フレーベル少年合唱団の指揮者を歴任、早大グリークラブのヴォイストレーナーとして2003年まで23年間指導に当る。

コンクール歴は、第35回NHK・毎日音楽コンクール(現・日本音楽コンクール)声楽部門入選、第三回新波の会日本歌曲コンクール歌唱部門第1位、並びに荻野綾子賞受賞、朝日新聞社主催西日本高校独唱コンクール(現・全日本高等学校声楽コンクール)第2位、NHK洋楽オーディション合格。ニコラ・ルッチ、ロドルフォ・リッチ、中山悌一の各氏に師事。特に中山悌一氏には16年歌唱の基本を学ぶ。

NHKラジオ深夜便では、山本健二のCDより日本の抒情歌などがよく放送されている。2002年各地の女子少年院(福岡、広島、丸亀、仙台、千歳)を訪問した時、「荒城の月」は少女達(15~18歳)に深い感銘を与えた。その時の少女達からの感想文は、NHKラジオ深夜便「こころの時間」で放送された。

また2005年11月の柳川白秋祭においては、3日間連続の音楽会を行ない、それらの情景は11月5日のNHKラジオ深夜便インタビューコーナー・スペシャルで放送された。

都内におけるリサイタルは有楽町マリオン朝日ホール、銀座ヤマハホール、王子ホールにおいて連続23年間行った。その他、札幌、仙台、盛岡、象潟、浦和、横浜、宝塚、広島、北九州、長崎、宗像、福岡、名瀬市(奄美大島)などの日本各地で行った。2013年5月29日には東京文化会館小ホールにて傘寿記念リサイタルを行った。

10年前より童謡普及をライフワークとして、NPO日本童謡の会の歌唱指導と、2011年6月より横浜白楽のコシ産婦人科医院で胎児のための童謡ミニコンサートを行っている。

山本健二歌唱アルバムCD30集(全499曲)をリリース、iTunes、mora、Amazon MP3、着うたフルなどで配信している。

  • 福岡県柳川市柳川観光大使
  • NPO法人日本童謡の会顧問

2013年8月12日 改訂